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ついて郵送でも受け付けてもらえるようにしてもらえないか。

 

(措置結果)
総務庁(行政相談課、共通制度担当監察官室)で各省庁に対し働きかけ、?@所定の受け付け期間後において臨時の受付をできる限り実施すること。また、可能であれば、郵送による受付を実施すること、?A?@の措置により対応できない場合、平成7年度の早期に随時の臨時の受付をできる限り実施すること、?B複数の部局に申請する者に対しては、受付窓口を一つとする一括受付制度の活用に努めること、また、これら措置については所管する特殊法人においても同様な措置が講じられるよう要請。
その結果、?@15省庁、26特殊法人が郵送受付を実施、?A4省庁1特殊法人が定期受付の締切りを延長、?B7省庁、8特殊法人が定期の受付締切り後、臨時の受付を実施、?C13省庁、27特殊法人が、?A、?Bに代わり、早期に随時受付を実施、?D2省庁、2特殊法人が複数部局に係る申請について、一括受付制度を導入する等大きな効果をあげた。

 

被災者の生の声や体験談が、各新聞の「読者の声」欄や震災体験談等の特集記事の編集も行われている。
朝日新聞の「激震100人の500時間」「避難所100人体験を聞く」の特集記事及び地元神戸新聞の震災直後の2月11日から3月10日までの「イイミミ電話でどうぞこちら編集局」に掲載された「読者の声」については別途資料編に収録したが、ここでは、神戸新聞の「イイミミこちら編集局」に掲載された「読者の声」から、行政の問題提起や意見等がみられるものを幾つかとりあげた。
当時の被災者の方々の「生の声」の一端が現れているといえる。
○新聞報道にみられた「読者の声」から

 

○近所の方と罹災証明を貰いに行った、うちは「一部損壊」、同じ壊れ方の近所は「半壊」。何が基準化なのかと尋ねると「青いビニールシートの数を数えて」、半壊の判定の近所は小屋根が多く4枚のシート、うちは大屋根のため1枚掛け、ビニールシートが多いか少ないかでなく、もっと慎重に査定を、貴重な義援金は本当に困っている人に。( 主婦 45 )
○救援物資の仕分の手伝いに行ったら、ポリタンク、青いビニールシートが山積み。新しい防寒着、靴下、タオルは雨にぬれぐじょぐじょ。役所の人に言っても「管轄が違うから」だけ。( 主婦 42 )
○西区では地震の被害は殆どありませんでしたが、小学校の給食は1月17日からストップ、それなのに2月に給食費が銀行引き落としされている。神戸まで道路も通じているのに給食室で焚き出しもしていません。何かおかしい。( 主婦 36 )
○年度末になると、予算消化か、あちこちで道路などの工事が始まるのは毎年のこと

 

 

 

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